「敗者のゲーム」から投資家が学ぶ事

tomas_workman0 / Pixabay

前回に引き続き、「敗者のゲーム〈原著第6版〉チャールズ・エリス著から投資家が学ぶべきことを少しピックアップしてみます。

前回の投稿、

ご好評頂いております。
ありがとうございます。

今回はより具体的な内容になっています。

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「敗者のゲーム」から投資家が学ぶ事

投資は「敗者のゲーム」

勝者のゲーム?

敗者のゲーム?

って感じでした。

しかし、これは大変重要な概念です。

なぜなら、ここを勘違いをしている人が大変多いからです。

これを分かりやすく、テニスに例えて説明しています。

「プロは得点を勝ち取るのに対し、アマはミスによって得点を失う。」

つまり、「敗者のゲーム」であるアマの試合に勝つには、「ミスを減らす事が大切

以前の投稿である

にも書いた内容と重複してしまいますが、株式市場の80%が機関投資家と呼ばれるプロの法人により取引されています。

しかし、機関投資家の大多数が市場平均より高い成果をあげられる、という前提は正しくありません。

なぜなら、機関投資家そのものが市場だからです。

つまり、運用のプロである機関投資家がお互いのミスを誘う。

プロだからといって勝てるわけではない。

プロ同士でミスを出したものが負ける「敗者のゲーム」である。

それが株式市場なのです。

平均への回帰

投資のプロは、一流大学やビジネススクールでトップの成績を収め、勤勉で意欲の高い人々ばかりである。プロにもミスを犯す事があり、他の投資家はそのミスに乗じて利益を出していく。

これを読んだ時とある有名なファンドマネージャーが講演で述べていた。

「ライバルファンドの運用成績を下げるため、情報を入手して、その株が上がらないように策を練っていた。」

という話を思い出しました。

それはさておき、

バフェットも言っていますが、魅力的な投資機会などそうそうあるものではありません。

物理学や社会学でも定着している「平均への回帰」という考え方が投資にも当てはまる、ということ。

平均回帰:平均値より大きく逸脱した値が出てもやがて平均値に戻るというもの。

これには、私も深くうなづいてしまいました。

理論など分かりませんが、高騰したり、暴落した銘柄も中間値に戻る傾向が強い事はなんとなく体感と経験で分かります。

重要な事は以下のこと。

短期的にはマーケットに「勝つ」ことのできる投資信託はあっても、長期にわたって市場平均以上の成績を出せる投資信託はきわめて限られている。

という事です。

それを見出す事ができる能力は素人にはないだろうという言葉が背後に見える気がします。

株価は平均に回帰する。

この前提を覚えてきましょう。

運用コスト

ネット社会でネット証券が流行しているいま、個別株の少額売買コストは下がってきてはいます。

しかし、巨額を運用するアクティブファンドに至ってはそうとは言えません。

興味深い事例が記載されています。

アクティブファンドの取引コストを買いに1%売りに1%と仮定し、そして投信手数料を1.25%ととすると、年間のファンドの全コストは年率3.25%

株式投資の市場収益率の平均が9%だとすると、アクティブファンドが市場収益率と同じ収益を上げるためには、年率12.25%の収益率をが必要となる。

(一部本文から抜粋)

なんと分かりやすいのでしょう。

重要な事は、

「ただでさえ、市場平均を上回るのが難しいのに、そのコスト分を稼いでも市場平均とトントンの運用成績になってしまうのが、アクティブファンド。」ということです。

アクティブファンドには多くのコストを支払っているのに市場平均を上回っているものがほとんどない。

この前提を覚えてきましょう。

インデックスファンド

最終的にはここに収束します。

チャールズエリスは述べています。

「若いうちは全資産を株式投資に投じるべきだ。」

それは複利の力が強いからです。

どのような手段で投じるべきか。

あなたがプロではなく、アマであるなら「インデックスファンド」が最適だということ。

実はこれは株式投資で世界で一番成功しているウォーレン・バフェットも述べています。

2014年3月に公開された「株主への手紙」の中で、自分の奥さんの遺産相続についての方針は「現金を米国政府短期債で、残り90%は低コストのS&Pインデックスファンド(バンガードを勧めます)」で運用するように」と遺言書に書いていた。

急がば回れ。

市場平均以上の運用成績を上げようとするからこそ、市場平均にすら勝てないのかもしれませんね。

投資界の権威の言葉はやはり、身にしみます。

今回ご紹介した本はこちらです。

以上、ポメでした。


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