
lacasadicomo / Pixabay
ポメです。
今日は株について、基礎の基礎です。
例えば、後輩や子供に唐突に
「ねぇねぇ、株ってなに?」
と聞かれたら、うろたえずに答えることができますか。
今回はそんなときにサクッと役に立つ内容です。
株式投資をやらなくても、
株式会社で働く人なら知っておきたいですよね。
覚える必要はありません。
まずは理解していただきたいのです。
株のしくみ。
株の意味、説明できる?
:いまさら聞けない、社会のキホン
あなたは社長!

株のしくみを知るには、会社の成り立ちを知らなければなりません。
夢を実現したい新米社長さんです。
どんな会社にしようかワクワクしています。
レストランを開くにしろ、
服屋さんを開くにしろ、
まずはお金を集めなければなりません。
自分の貯金だけでは到底足らないからです。
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お金を借りる

お金が足りない。
まずは銀行に借りに行きました。
You:
「お金貸してください!!」
A銀行:
「お前誰や!帰れや!」
社会は冷たい…
実績や信用のない個人が
巨額を借りるのはちょっと難しい。
You:
「母ちゃん、お金貸してください!!」
母:
「うちにそんな金ないわ!!」
親戚のおっちゃん:
「大きくなったなぁ!あんたがそこまで言うんなら!!」
You:
「おっちゃんありがと!」

無事にお金を借りることができました。
信用のない自分にお金を貸してくれるのは、
はじめは親族ぐらいでしょう。
これでやっと事業が始められます。
おっちゃん:
「ちょっと待ちーや。あんたがいきなりうまく行くとは思っとらん。でもおっちゃんのなけなしの小遣いや。頼むわ!ボランティアじゃないで!」
You:
「おっちゃんはお金を貸してくれたから、もうウチの株主や!
おっちゃんのお金は絶対無駄にしない!
絶対に利益出して、このお金増やすから貸してくれた証明にこれ渡しとくわ!」
おっちゃん:
「大切にしとくわ!期待しとるよ!」
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株は借用書!?

ここでやっと株券の登場です。
社長にお金を貸すことを出資とも言います。
従業員からすると、株主の意見を聞く経営者は腹が立つかもしれません。
株主はこのように企業に貢献しています。
ここからやっと事業が始まります。
事業スタート!

自分の貯金と人のお金でやっと会社が始まります。
うまく事業は軌道に乗って、利益を出せるようになってきました。
ここでYouはおっちゃんにお金を貸してくれたお礼を利益から払うことにしました。
配当金

これが配当金と呼ばれます。
投資家から借りたお金で利益を出すことができました。
そのお礼を込めて、投資家に還元するのです。
これが配当金のしくみです。
これをインカムゲイン(:income gain)とも言います。
このまま、事業が順調に行くといいですね。
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急にお金が必要になった

おっちゃん:
「ごめんなぁ。おっちゃん大きい病気になってしまって急にお金が必要になってしまったんや。なんとかお金返してくれんかね。若い頃はぶいぶい言わせとったんじゃが、年には敵わんのぉ。」
順調に行われた事業。
しかし、突然の出資金の返却依頼。
つまり、「株を売却するからお金を返してくれ」という依頼。
もちろん、こんな依頼も株主からあるでしょう。
お金を借りているわけですから対応せざる得ません。

You:
「気にしないで!おっちゃん!
(せっかく少し余裕資金ができて新しい機械でも買おうと思ったのに)」
もしくは、
You:
「今月は取引先への支払いがあるから返せない…」
という状況もあるでしょう。
つまり、
「株主が株を返却する都度、
その資金を返却していたら、企業は事業に支障をきたす」のです。
常勝株ジャーナル
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買ってくれる人を探す。

他を当たるしかありません。
おっちゃんは苦労しながら、やっとの思いで買ってくれる人を見つけました。
A男:
「それは堅実に事業をしているYouさんとこの株じゃないか!
毎年の配当金もあるし、
おっちゃんが僕以外の人に売っちゃうかもしれないし、
将来もっと欲しい人がいそうだから、
少し高く買うよ!」
おっちゃんは貸した時よりも多くのお金を手に入れました。
株の売却益を手にすることとなったのです。
これを譲渡益といいます。
別の名をキャピタルゲイン(:capital gain)といいます。
さて、もっと効率よく買ってくれる人を探す手段があります。
竹中平蔵さん監修の経済動画サービス
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証券取引所への上場

株を買ってくれる人を個人的に探すととても大変です。
もっと効率よく買い主を探す方法があります。
証券取引所という仲介者が代わりに探してくれます。
有名なのが東京証券取引所、JASDAQ、名古屋証券取引所などです。
証券取引所とは、
株を売りたい人が買主を探す。
株を買いたい人が売主を探す。
そんな場です。
しかし、どんな企業でも証券取引所で株の売買を行えるわけではありません。
不特定多数の株主に株の売買を行う権利を与えるわけですから、
審査があります。
晴れて、その審査を通過し、
証券取引所で株の売買を行えるようになることを上場といいます。
上場することで株主と企業にはメリットがあります。
1. 企業の資金が安定する
2. 効率的な売買ができる
もう株のしくみは理解できたと思います。
まとめ
これだけは覚えておいて欲しいことです。
1. 株はお金を貸してくれた人への証明書
2. 利益には2種類ある。
インカムゲイン、キャピタルゲイン
3. 証券取引所はとても便利!
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長くなってしまいましたが、ご覧いただきありがとうございます。
総じて、私が個人的にお伝えしたいことは。
「株は金儲けの手段ではない。」
ということです。
おかげさまで私たちはかなり助かってます。
内容を一部本より抜粋しております。
私は理系学部卒なので、学生時代、経済の基礎を学ぶ時に用いました。
これほど容易に会話形式で分かりやすく他に書いてある本はないでしょう。
特に株式や経済の基礎の基礎、そもそも論まで書いてあるのが本書の特徴です。
本書は、経済とは何か、そういう基礎の基礎から解きほぐして、
分かりやすく説明する本。
経済学部で学んだことがない者とか、普通の高校生くらいでも、
読めてしまうくらい、平易に書かれている。その意味で、ビギナー向けの、分かりやすい本だといえる。コメントより抜粋
注) 本項目は概要を分かりやすく述べることに注力しており、詳細な説明は割愛しております。そのため、詳細は他の投稿参考にしていただけると助かります。
注) 本文中の絵は私がノートに書いた落書きです。
以上、ポメでした。