私は20歳で株式投資をはじめました。
時はリーマンショック直後、震災の少し前。
その選択の理由について、まとめました。
1. 将来のお金が不安
リーマンショックで、軒並み企業が赤字決算。
有名企業すら、リストラを募る日々。
「自分の生活は自分で守らなければならない。」
強く、そう思いました。
そして、
「企業で定年まで勤め、貯金と年金で悠々自適に暮らす。」
そんなものは幻想だと思いました。
前職で様々な個人のお客様を巡りましたが、
ゆとりのある人はほとんど
元からのお金持ち。
ほとんどの方は
年金収入だけを頼りに
細々と生きている。
一つの仕事だけに
全てを尽くした結果がそれとは
なんと寂しい
収入の糸口はいくつあってもいいと思います。
2. 能力がない
私には、起業をする勇気やアイディアがありません。
究極の安定志向でです。
積極的な行動力、卓越した記憶力、人を惹きつける魅力。
そんな何か人より秀でた能力も思い当たる節がない。
それでも、何もせずに安定が得られるわけはないと思っています。
だから、
今やワンタッチのアプリで売買できる株は
そのハードル低さに魅力があります。
私の売買の決断に、誰も口を出す事ができないのです。
3. フラットな価値観
株式投資は賛否両論、様々な憶測や意見が行き交い、正解はありません。
「投資」と聞くと
すごくドライで、金儲け、人間の欲が入り混じっている感じがします。
私の周りには、
株で生活している人
と
株で損した人がいました。
誰にも勧められも、反対もされませんでした。
だから、フラットな感覚でまずはやってみようと思いました。
もし、怪しい手段ならば、歴史ですでに淘汰されているはず
4. ギャンブルではない
株式投資には様々な噂があります。
一攫千金、億万長者。
大失敗、借金地獄。
その話だけピックアップすると、
かなりリスキーでいかがわしい話。
しかし、
メディアに取り上げられずに、
コツコツ、確実に資産を増やしている人が多くいる。
資産家ほど株、投信、不動産を用いて、運用していました。
彼らは元々のお金持ちや高収入者もいましたが、
一概にそうは言い切れない方々もいます。
だから、こう思います。
「資産を減らさない方法が確実に存在する。」
5. 多くの学びがある
これは、やり始めてから気づいたことですが、
お金を増やすこと以外に得られることが多くあります。
私の場合、全くの初心者で
「投資」という言葉すら知らない身でした。
そのため、
自己投資やメンタルコントロールまで学びました。
それは株式投資以外にも通づる概念です。
会社での仕事が人から評価されるようになりました。
様々な会社の決算書や事業を知ります。
転職時に良い会社の見抜き方が分かりました。
日本が誇る技術や
人を大切にした経営方針を貫く企業が
多く存在します。
日本が好きになりました。
この5つが私が株を選択した理由です。
決して、オススメするわけはありませんし、私の個人的な見解です。
人生が変わったとか大それたことを言うつもりもありません。
しかし、
不安の一部は払拭し、
心の余裕を作ることに貢献したことは、確実です。
ポメでした。