京都・十輪寺(なりひらでら)を人はまだ知らない。
京都、西京区大原野にある十輪寺(通称:なりひらでら)をご存知ですか。
2014年春、そうだ、京都へ行こう。
それを知っている方がいたら、かなりの京都マニアかもしれません。
そう、見上げる桜で有名な地です。
またまた、一眼レフをもって旅してきたので、まとめます。
在原業平(ありわらのなりひら)終焉の地
在原業平。
平安初期、西暦825−860まで生きた歌人です。
古今和歌集や伊勢物語でご存知な方も多いハズ。
その歌人が最期を迎えたのがこの十輪寺(:なりひらでら)です。
なりひら寺には塩釜があります。
大阪方面から海水を持ってこさせて、塩を作るのが趣味だったとか。
また、想い人に位置を知らせるために煙たてたとか。
平安時代の有名人はやること全ておしゃれですね。笑
その全貌と、入り口のギャップ
山下から歩いて向かうとこの看板があります。
あれ…思ったよりサビれているな。
これが私の第一印象でした。
ここで合っているのか。不安になりながら前に進みます。
すると急に綺麗な庭園が広がっています。
さすが、在原業平。
さすが、なりひらでら。
このギャップには驚きました。
バスで向かうともう少しわかりやすい入り口かもしれません。
穴場である理由
どれほど美しい寺であるかは、後半にとっておいて。
その穴場加減がすばらしい。
清水寺や銀閣寺が激混みするであろう夏休みの休日。
私以外になりひら寺にいたのは、老夫婦のみ。
その理由は立地にあります。
最寄駅から徒歩で山道を一時間以上。
最寄駅からバスでも30分以上かかります。
バスは一時間に一本程度と本数も極端に少ないです。
京都観光はほとんど、バスや徒歩、その知名度に依存します。
そのどれもがない、なりひら寺は穴場と呼べるでしょう。
一押しは「三方普感(さんぽうふかん)の庭」
これは寝てみた写真。
なんて美しい庭でしょうか。
息を呑むとはこのことでしょうか。
なりひら寺の庭園は、立ってよし、座ってよし、寝てよし。
その三方向から楽しめるように計算され、作られたに庭園なのです。
↓立ってみました。
実際にその三方向を自身の目で楽しんでみてください。
私はずっとゴロゴロ寝ていました。笑
まるで友人の家にでも来たかのようにくつろいでみました。
詳細
拝観料
400円
開門時間
9:00−17:00
アクセス
JR向日町駅もしくは阪急東向日駅から阪急バス「小塩」からすぐ。
住所
京都市西京区大原野小塩町481