ジャック・D. シュワッガーの名著「マーケットの魔術師」を熟読しました。
今後の投資戦略を探る上で大変勉強になる本でした。
ここまで著名なトレイダーにインタビューしてそれをありのままに記載してある本は他にないでしょう。
シュワッガーと著名トレイダーがインタビュー形式で経験、秘訣を語ってくれています。
その中でも気なった箇所をいつでも読み返せるように項目ごとにまとめました。
マーケットの魔術師
- 成功トレーダーの共通点 -
市場価格
市場は常に正しいがつける価格は間違っている。
これはリバモアも著書で述べていた。
ポジション
大きな機会があれば増やす。
それ以外は通常のポジションサイズで行う。
私自身、必要以上にポジションサイズを増やして、損をした経験が多い。
ここぞというとき以外、増やさないのが良いトレーダーか。
メリハリ重要。
柔軟性
良いトレーダーは一つのアイディアに固執しない。
相場の事実が全て。
これができそうでできない。
特にある特定の手法で大幅な利益を確定した時ほど、考えが固まってしまう。
考えに柔軟性を持とう。
必ず儲かる手法なんてない。しかし、その時々に適切な手法はあるはず。
うまくいかない時
全てを手仕舞って休息をとる。
これはリバモアもよくやっていた手法だ。
私自身、どうしても常にポジションを抱えている状況だ。
全て手仕舞い、相場を忘れる事も重要だろう。
たまにはせっかく貯めた資金を使い、お金を稼ぐ喜びを実感したい。
損失
最悪の損失は
最高のパフォーマンスの後にやってくる。
これほど今年の私自身に染みた言葉はない。
2016年末に過去最高益を達成し、単月で+70%を記録した。
そこで調子に乗った私は、トランプ相場は天井付近に到達したと勘違いして、
2017年1月、空売りで大きなポジションを抱えるという、未だかつてやったことのない手法に手を出してしまった。
結果、さらに続伸し、昨年の利益の8割を年初の単月で吹き飛ばしてしまい、確定した。
この教訓をその前に読んでいれば・・・。
これほど高い勉強代はなかった。