マーケットの魔術師 - デビット・ライアン - 

ジャック・D. シュワッガーの名著「マーケットの魔術師」を熟読しました。

今後の投資戦略を探る上で大変勉強になる本でした。

ここまで著名なトレイダーにインタビューしてそれをありのままに記載してある本は他にないでしょう。

シュワッガーと著名トレイダーがインタビュー形式で経験、秘訣を語ってくれています。

その中でも気になった箇所をいつでも読み返せるように項目ごとにまとめました。

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マーケットの魔術師
 - デビット・ライアン -

Neva79 / Pixabay *写真と記事の内容は関係ありません。

デビット・ライアン

オニールの一番弟子。純粋な投資好き。オニールの考え方を実践し、巨万の富を得る。

暴騰株の過去や上昇前の傾向を調べる。

過去に犯したミス

・下げ相場に上げ相場と同じように取引してしまった。

・底値から10−20%も上がってしまった株を買ってしまった。
   底値から上げが数%の株を買うべきだ。

行ってきた工夫

株を買ったら、いつもその理由を買いておく。

10ドル以下の株は除外する。 → 理由は分からないが理由があって下がっているはず。

逆バリよりも上昇レンジで株を買うべき。

EPS(一株益)は高いほど良い。

 → 利益が織り込むのには時間がかかる。「すでに織り込み済み」は間違っている。

空売りは買いの3倍難しい

銘柄抽出方法

1. レラティブストレングスが80以上

 → 底値から買われ過ぎ、上昇トレンドが壊れているものはNG

2. EPSが高い

 → 好業績のニュース前にRSが上昇することがよくあるため、優先順位は2位

3. 発行株式総数が500万ー1,000万株

4. 機関投資家が保有していること

 → 多すぎるのはだめ

5. 新しいもの

 → 新高値、新製品、新サービス。新興の成長企業にこそ見出す。

+α  → 買う前にすでに2−3倍になっている株は根固めされている。

保有期間

大きく値上がりした株 → 6ヶ月〜1年

まあまあ値上がりした株 → 3ヶ月

値下がりした株 → 2週間

出来高について

株価2倍、出来高2倍ならまだ上昇する

上昇株は出来高が細くなる。 → 再度、出来高上昇なら上昇する

その他、経験則

株は買った翌日に利が乗っていないといけない

高く買ってより高く売る

PERについて

PERの上限は市場平均の2倍以下

オニールと違い、高PERは高リスク

一言

オニールの投資法「CANSLIM」をさらに噛み砕いて、その優先順位にまで言及している。

より実戦向きの考え方であり、大変勉強になった。

オニールの投資法についてはこちら↓

マーケットの魔術師 - ウイリアム・オニール - – SPISAGE

 

この本から学びました。

こちらの記事もおすすめです。

LTCMの崩壊に学ぶ – SPISAGE

鎌倉投信:新井和宏さんから頂いたアドバイス – SPISAGE

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